緊張型頭痛の原因、トリガーポイント
【え?肩こりが頭痛に!?】トリガーポイントって何者!?
どうもこんにちは!
今日のテーマはズバリ!「肩こり・首こりからくる頭痛」=緊張型頭痛について!
「肩こってくるとなんか頭とかこめかみまでキーンと痛くなるんだよね~」
……って、思い当たる人、めちゃくちゃ多いんじゃない?
でも実はこれ、医学的にはけっこう「いまだ謎」の現象なんです!
◆ 肩こりと頭痛、なんで繋がるの??
さて、ちょっとだけ真面目な話。
実は「肩がこる→頭が痛くなる」って、神経の通り道的に見ると、説明がつかないことも多いんです。
例えば、こちらの図を見てください。

✖️印が“凝ってるポイント”、つまり筋肉が凝り固まって悪くなってるところ。
で、痛みを感じてるのは茶色のとこ。
すると、医者はこう考える。「え?痛みがあるんでしょ?痛みってそもそも神経を伝って走る電気が脳細胞につたわって、脳が痛みを感じてるだけのことよ。✖️のとこが悪いってんなら、その周辺を痛みをつたえる神経がはしっていて刺激をうけてるはずじゃないの?でも✖️のところには頭やこめかみなんかに走っている神経はとおってないよ。おかしいじゃない。イミフメー!」
だってトリガーポイントの知識は医学部では習わないないからね。
実際、日本頭痛学会のガイドラインでも
「緊張型頭痛のメカニズムはよくわかっていません」って書かれてる。
◆ トリガーポイントってヤツが犯人!?
そんな「未だ謎多き頭痛」に対して、有力な容疑者が浮かび上がってきました。
それが トリガーポイント!!
これ、簡単に言うと「筋肉の中にある、シコリようなポイント」で、押すとその部分も痛いんだけど、ちょっと離れた場所にまで痛みを飛ばす原因になっている。
つまり、✖️の場所が凝ってることで、神経の走り方では関係なさそうな頭やこめかみに締め付けられたような痛みや重たい感じが飛ぶ。メッチャひどいときは「ズキーン!」と走る痛みも。
この、原因とはなれたところに起こる痛みを「関連痛」っていいます。
僕自身も、長時間パソコン作業してて肩ゴリゴリになったとき、
「首と肩が凝りすぎて、頭まで痛くなってきた…」ってこと、よくあります。
◆ 実は40年以上前からあった理論!
実はこのトリガーポイントの理論、1983年(40年以上も前。)にはもう本になってたんです。
それが『トリガーポイントマニュアル 筋膜痛と機能障害』っていう、超ガチな本。なんと3巻の分厚い教科書!。(最近メルカリで買った)全身のトリガーポイントが説明されてる。

さらに2001年には、アメリカのClair Daviesさんって人が、自分の肩のトリガーポイントで長年悩んでた経験から、セルフマッサージで治した方法を分かりやすくまとめた本も出しています。それがこれ。

書籍:「The Trigger point Therapy Workbook」
Clair Davies/Amber Davies著
そして日本語に翻訳された本がこれです。これが僕の一番の教科書。
トリガーポイントは全身にできるものであり、一説によると一般臨床における「長く続く体の痛み」のうち、30〜50%はトリガーポイントが主因または一因であるといわれている。

書籍:「誰でもできるトリガーポイントの探し方・治し方」
Clair Davies/Amber Davies著
この本のAmazon商品ページへのリンク
この本は新版がでていたのでそちらのリンクはこちらです
慢性的な体の痛みがある方はこの本をよんでみてセルフケアをしてみるのもいいかもしれませんね。
◆ これからのブログでは…
このブログでは、これらの教科書と僕の経験にもとづいて、「緊張型頭痛に効くトリガーポイント」の場所や、誰でもできるセルフマッサージ法を、わかりやすく紹介していきます!
「肩こりがひどくって頭痛も多い」って人はぜひこれからもこのブログの「緊張型頭痛」の新着記事をチェックしてくださいね!
📝編集後記っぽいやつ
【ついに!熊野古道デビュー】~田辺市在住18年、やっと歩きました~
田辺に引っ越してきて、気づけばもう18年。そんな私が、ついに!ついに!
熊野古道、歩いてきました!!!👏✨
えっ、遅すぎ?
いやいや、住んでるからこそ「そのうち行くか〜」が18年続いちゃったんですよ…(医者あるある。人には「運動しなさい」って言うくせに、自分はまったく動かないやつです。笑)
田辺市って、実は近畿で一番面積が広い市なんですよ。
なんと、熊野本宮大社まで車で1時間、龍神温泉なんて1時間以上かかるんです。でもそれも「同じ市内」!広すぎる!
職場の人に「語り部さんの案内つきで熊野古道歩くイベントあるよ〜」と誘ってもらったんです。
これを逃したら一生行かないかも…と思い、重い腰を上げました!
しかも歩いたのがゴールデンウィークの午前中。暑くなくて、風がさわやかで、木陰ばっかりの超快適コース🌿
服装はTシャツに薄手のウィンドブレーカーでバッチリ👌
なんと語り部さんから杖と“皆地笠(かいちがさ)”という昔ながらの笠も貸してもらえました。
正直、最初はちょっと抵抗ありました。「え、これかぶるの?」って。でもこれが!かぶったら超快適!
めっちゃ涼しいし、軽いし、視界もいい。語り部さんいわく、雨やヒルから守ってくれる昔の知恵満載の超イケてる装備らしいです。今じゃもう作れる職人さんがいなくて、1万円出しても手に入らないそう😲✨
今回のルートは「お姫様コース」って呼ばれてる、ラクで短めのコース。
滝尻王子の熊野古道館で説明を聞いてから、牛馬童子周辺をあるく約2kmコースをのんびり歩きました。
語り部さんがとにかくすごい!歩いてる間ずっと、本にも書いてあるような見どころの説明だけでなく、道の脇に咲いたちっちゃいけど貴重な、めずらしい花、木に咲いた花々、樒(しきみ)と榊(さかき)にまつわるいろんな話、世界遺産地域の杉にまつわるいろんな裏話など非常に興味深い話をずっとしゃべりつづけてくれました。本当にこの土地ならではを深く楽しめた半日でした。
結果、めっちゃ楽しかった!!
何より、「やっとかじったぞ熊野古道!」っていう達成感がすごいです。
18年越しの初体験。行ってよかった〜〜!

